以前から「セルビア産のジンってないのかな?」と思い、セルビアに行った際に酒屋さんなどで探していたのですがなかなか見つからず。
先日たまたまインターネットであれこれ検索していた際に、見つけましたセルビア産のジン、その名も【PRUNA】。
しかも「セルビア初のジン」とのこと。
「これは是非欲しい!!!」という事で、早速コンタクトを取りました。
蒸留所があるのはセルビアの首都ベオグラードから120キロ離れた小さな村「ヴゥコヴィチ」。
ちょうど2月上旬にセルビアに行く予定があったので、ついでに蒸留所見学も行きたかったのですが、冬は雪に覆われるため見学には向かないとのこと。
ベストシーズンはやはり春だそうです。
1934年創業という歴史ある蒸留所。
元々はラキヤ(フルーツブランデー)の蒸留所兼ワイナリーとの事ですが、ジン造りも始めたそうです。
そこで今回は蒸留所見学は諦め、ベオグラードにあるオフィスを訪問し、そちらでジンを購入させていただくことにしました。
ベオグラード一の繁華街「クネズ・ミハイロヴァ」から1ブロック離れた先がオフィスの住所。
雰囲気のあるストリートを通って行きます。
こちらがオフィスの入っているビル。
入口には落書きがされていますが、様々な企業が入り警備員さんも常駐されている複合オフィスビル。
入口でウロウロしていたら不審人物?と思われた様で、警備員さんに声をかけられてしまいました。
下手くそなセルビア語で「プルナのオフィスに行きたいです。」とお伝えしたら、ニッコリされて「こっちだよ!」とご案内してくださいました。
セルビアの方々はとても親切で、簡単なセルビア語を少し話しただけでも「セルビア語が出来るんだね!」と喜んでくださいます。
もっと勉強しないと・・・・(汗)
お邪魔したオフィスでご担当者様にご挨拶し、蒸留所や製品についていくつかご質問させていただきました。
こちらがお忙しい中ご担当いただいたプレドラグさん。
笑顔がとても素敵な優しい方でした。
この特製ボックス入りのジンセットは「これはプレゼントだよ!」と頂戴してしまいました。貴重な品をありがとうございます!!!
「日本の方々が我々のジンに対してどのような感想を持つのか知りたいので、お客様の感想を是非教えて。」とのこと。
「そう言うと良い意見ばかり送ってくれるかもしれないけど、良い意見ばかりはいらないよ。我々は良い事も悪い事も全部聞きたいんだ。それを基に商品開発に活かしたいから。」と仰っていました。
次回は是非蒸留所へもお邪魔させていただきたいです!
製品を数本購入させていただき、名残惜しいですがここでお別れ。
お忙しい中お時間を取っていただき本当にありがとうございました!
そしてここで製品をご紹介。
まずはジンから。
現在「プルナ・ドライジン」と「サマーライムジン」の2種を造っていらっしゃいます。「プルナ・ドライジン」はセルビア産のブドウを使用したグレープスピリッツをベースに、ボタニカルは1種、セルビア産のジュニパーベリーのみを使用しています。
ベースの甘みと爽やかさが際立っているさっぱりとした味わいです。
ジュニパーベリーの風味は抑えめになっているので、ジンが苦手な方でも美味しく召し上がっていただけそうなお味です。
そして「サマーライムジン」。
こちらはオフィスにお邪魔した際に購入した特製ボトルとなっております。
こちらもグレープスピリッツをベースにボタニカルにはドライアプリコット&ドライクランベリーを使用。アプリコットとクランベリーはどちらもセルビア産です。
他にもカラメル、レモン、ライムなどがボタニカルとして使用されています。
原料にはなるべくセルビア産のものを使用したいそうですが、残念ながらレモンやライムはセルビアでは収穫できないため、そちらは輸入品を使用とのこと。
こちらもベースの味わいにレモンやライム由来の爽やかな香りが加わり、とても飲みやすいお味になっています。
ジュニパーベリーの風味はかなり抑えられているので、ラキヤに近い感じに仕上がっています。
早速お客様方にもお試しいただいておりますが、皆様「飲みやすいですね!」「想像していたより美味しい!」と高評価。
そしてこちらはプルナさんで造られているラキヤ。
プラムと洋梨です。
こちらはまだ口開けしていないので、セルビア料理の会などの際に皆様とご一緒に口開けできればなと思っています。
セルビアの果物は味が濃く美味しいので、フルーツブランデーも本当に美味しいです。
受け継がれた蒸留の技術と、セルビアの自然の味が合わさって素晴らしい製品を生み出しています。
カクテルバー・ネマニャでは今後もお酒だけに限らず、セルビアの製品の良さを皆様に少しでもお伝えできるよう頑張っていきます!
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